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【春告魚】 魚で知る春の訪れ

公開日: : 最終更新日:2016/06/09 知ってて役立つお魚の話


♪~もうすぐ春ですねぇ。恋をしてみませんかぁ~? といえば、キャンディーズ。 冬の寒さが和らぎ、あちらこちらで春の訪れを感じる季節ですね。 あなたは何で春を感じておられますか? 日本はこの「春の訪れ」を魚で感じることもできる情緒豊かな国です。 今回は春の訪れを感じさせてくれる「春告魚」について解説します。

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春告魚とは

日本の各地には「春告魚」と呼ばれる魚たちがいくつかいます。これは文字通り「春の訪れを告げる魚」です。古来、3月~5月に産卵のため北海道の西岸にニシンがこう呼ばれてきました。現在では地域によって異なり、、関東・東海のメバル、瀬戸内海のサワラなどが挙げられます。これらは春先によくとれるためです。
一方、人間の都合でそう呼ばれるものもあります。渓流ではアマゴやヤマメが3月に解禁されるためこう呼ばれます。兵庫県では3月にイカナゴの稚魚である「シンコ」の漁が解禁となるため春告魚と呼ばれています。
琉球新報春 告げるイカナゴ漁解禁、兵庫 明石の漁港で水揚げ

各地の春告魚

北海道 ニシン

引用元:北のグルメ便 

ニシン目ニシン科の海水魚で群れで回遊する魚です。

日本では北海道近海に多く見られ、1900年前半には急激に漁獲量が増え、最盛期には春先で100万t近くの漁獲高があったといいます。北海道ではニシン漁で財を成した人たちの住まいを「鰊御殿」呼び、当時は多く見られたといいます。

現在では、ニシンの漁獲量も減り、それ自体で「御殿」が建つほどではありません。

このニシンの卵がお正月などに食べられている「数の子」です。

国内の数の子の生産地のほとんどが北海道なのは、ニシンの水揚げが多い地域だからなんですね。

関東・東海 メバル

akamebaru

カサゴ目フサカサゴ科(メバル科)の海水魚です。

下顎が突き出て「受け口」になっています。

愛嬌たっぷり【受け口】のお魚たち まとめ

頭部には大小さまざまなトゲがあり、体長は20~30cmになります。

成魚になると、イカ、タコ、エビ、カニ、小魚などを捕食します。

北海道から九州にかけて分布し、現在日本では3種類に分類されています。

「アカメバル」・「シロメバル」「クロメバル」の3種です。

住んでいる地域によって色が違い、更に水深の浅いところに生息しているものは色が黒く、水深の深いところに生息しているものは赤味掛かった色をしています。

このメバルは天候を良く知る魚といわれ、雨になる前や風が吹く前などの天候の変わり目には餌の喰いが悪くなり、凪(なぎ)の日には良く釣れます。

そのため「メバル凪」という言葉もあるほどです。

白身魚なので、刺身はもちろん、煮付け、塩焼き、唐揚で美味しくいただけますね。

瀬戸内海 サワラ

sawara 2

スズキ目サバ科の海水魚です。

胴体は細長く、扁平方で体側に多数の青褐色の斑紋があります。

体長は1mにも達する大型魚で、腹が狭いのが特徴で名前のサワラは「サ」は狭いを意味し「ワラ」は腹のことで「腹が狭い」ことからこの名がついたといいます。

北海道南部から本州の沿岸、沖合いに生息しています。

表層におり、イワシやサンマ、サバなどを捕食しています。

産卵期は5~6月頃で、瀬戸内海では産卵のためこの時期に出現するため、春を知る魚といわれています。

魚偏に「春」と書きますが、旬は10月~翌年3月ごろまで。

特に1~2月の産卵前の脂がのっているときを「寒ザワラ」と呼び、旨いといわれています。

この時期のおすすめはお刺身で、皮と身の間に香りがあるため、皮をつけたままでお刺身やタタキにすると絶品です。

また、白味噌で漬けた「西京漬け」は味噌の香りが強すぎないため、サワラの持ち味や香りを楽しめます。

体長50~60cmの小型のものを「サゴシ」といい、サワラより安価で販売されています。

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まとめ

昔から四季を感じ、さまざまな生活に取り入れてきた日本ですが、魚までも「春」を感じるアイテムにしているんですね。 そんな「わびさび」や感性は未来にも伝えていきたいものです。

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