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マンボウはウインクする?! まぶたがある魚とない魚がいるのはなぜ?

公開日: : 最終更新日:2016/06/11 へ~なるほど。なお魚の話


一般に、陸上で暮らす脊椎動物は、まぶたを持っています。まぶたは、外部の刺激から眼球を保護したり、眼球の表面に水分を補給してゴミを洗い流したり、目に入ってくる光量を調節するという役割があります。 水中で暮らす魚はどうなんでしょう。

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魚にまぶたがない理由

水中で暮らす魚は、陸上動物のように眼球についたゴミやホコリを洗い流す必要もなければ、眼球に水分を補給する必要もありません。

そのため、金魚やマグロ、カツオ、サバといった魚類には、一部例外を除いてまぶたがありません。

進化の過程で、体の単純化と軽量化を優先させ、泳ぐスピードと共に方向転換も巧みに出来るように求めた結果、それとは関係のないまぶたは、ほとんど発達しなかったのではないかと考えられています。

また、魚は、まぶたがないことで、いつも目を見開き、敵を威嚇するという新たな機能を獲得することになったのです。

まぶたのある魚がいる

いっぽう、サメやエイなどの骨格系が軟骨で出来ている魚は、下まぶたを持っています。

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これらの魚は、進化の過程で、体の筋肉を発達させ、軽快に泳いで、他の魚を襲うようになりました。

そのため、眼球の周りの筋肉も発達して、まぶたも良く動くようになったと考えられています。

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敵を見つけて確実に捕獲するためには、眼球を保護するもの必要であったのではと考えられています。

また、のんびり泳ぐフグも、どういうわけか、まぶたをもっていて、開閉することが出来ます。2秒くらいかけてまぶたを開け、2秒くらいかけてまぶたを閉じる様子はかわいいですが、人間のようにまぶたをパチパチと動かすことはできません。

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マンボウはウインクする?!

大きな身体に愛嬌たっぷりのマンボウは水族館で人気ですよね。

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悠々と泳ぐマンボウを眺める人々で、水槽の前はいつも賑わっています。

しかし、人気のわりに、マンボウを展示している水族館はごくわずかです。

マンボウは、世界各国の温帯や亜熱帯の海に棲息し、さほど珍しい魚ではないのですが、水族館での展示が少ないのは、その飼育が非常に難しいためといわれています。

マンボウの水槽にはたいてい内側にアミが張ってあります。

これは泳ぎの下手なマンボウが、水槽のガラスにぶつかるのを防ぐためです。

網のない水槽でマンボウを飼育すると、ガラスにぶつかり弱って、死んでしまうことがあるそうです。

普通は、何度かガラスにぶつかると「あの辺は危ないぞ。」と学習しそうなものですが、いっこうに学習しないのがマンボウの不思議なところ。

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海で暮らす野生のマンボウも負けず劣らずの”不思議系”で、なぞの行動をとることがあります。

マンボウはときどき海面に横たわっていることがあります。

これを「マンボウの昼寝」といったりしますが、死にかけているのか、日光浴をしているのか、すやすや寝ているのか、はっきりとしたことはわかっていません。

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さらに「マンボウはウインクをする」というおとぎ話のような話があります。

いくら不思議なマンボウでも、魚ですから、それはないだろうと思われるかもしれませんが、事実です。

もっとも、厳密には、ウインクではなく、”まばたき”のような動作をしているだけ。

普通の魚にはまぶたがないが、マンボウには「瞬膜」という、まぶたの役割を果たす膜があります。

その膜を開閉している様子が「ウインク」に見えるのでしょう。

まとめ

「目は口ほどに物をいう」とはいいますが、魚の場合「目をみると鮮度がわかる」といわれますね。 それは目が開いているから解ること。 これがそれぞれの魚にまぶたがあったら、いちいち開けて見なければならないため大変ですよね。 殆どの魚にまぶたがない中、まぶたのあるサメやエイ、マンボウはチャーミングですね。まばたきをする魚には愛着を感じてしまうのは私だけでしょうか?

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