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京都のお正月に欠かせない【にらみ鯛】って何?

公開日: : 最終更新日:2016/06/11 へ~なるほど。なお魚の話


京都には、正月に食される「にらみ鯛」と呼ばれる名物があります。 「にらみ鯛」とは、明石などで獲れた尾頭付きの鯛を丸ごと焼いた塩焼きのことです。 お祝いなどでよく見る「焼き鯛」のことなんですが、なぜ、「にらみ鯛」というのでしょう。

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3日間箸をつけずに”睨む”?

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京都では、この塩焼きにした鯛を、3日間箸をつけずに”にらんで”、4日目に食べるという風習があるといいます。

これが、京都の伝統料理「にらみ鯛」の正しい食べ方だそうです。

焼きたてを食べた方が美味しいはずと思いますが・・・。

では、なぜ京都の人は3日間も箸をつけず、4日目に食べるのでしょう。

神仏への祈りが込められた風習

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京都の人たちは、自分たちがすぐには食べないことで、神様仏様にお供えしているというのが有力な説です。

お正月の食卓には毎日鯛を配膳しますが、自分たちは箸をつけずに、先に神様に食べて頂こうというわけですね。

つまり、「にらみ鯛」はすぐに食べないほうが美味しいという味覚の問題ではなく、”神仏への祈り”が込められた、古式ゆかしい風習ということなんですね。

この「にらみ鯛」はかつて日本全国で行われていたようです。

今では、その風習のほとんどがすたれて、京都の一部にわずかに残るのみとなったようです。

さらに、「にらみ鯛」の風習がのこっている京都の中でも、

「2日にらんで、3日目に食べる」

「1日にらんで、翌日食べる」

「焼き鯛ではなく、生の鯛をにらむ」

などのさまざまなバリエーションが存在するようです。

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左目の美しい鯛は値段が高い?!

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京都の「にらみ鯛」でもそうですが、高価なことで知られる天然のマダイですが、

左目が綺麗なものの方が値段が張る場合があります。

なぜ、右目ではなく左目なのでしょうか?

お祝いの席で出される場合、鯛は切り身などにはせず、尾頭付きのまま、塩焼きにされますね。

そのため、頭から尻尾までのヒレなどのパーツがかけることなく残っている必要があります。

さらに、焼いた鯛を皿に盛りつける際には、頭が左にくるように置くという盛り付けのルールがあります。

皿の上で表になるのは左目がある側になるので、左目が綺麗であることが求められるわけです。

調理後の盛り付けまでを考えて、取引されているわけなんですね。

まとめ

お正月前になると、スーパーやお魚屋さんで、鯛や鯛の塩焼きを見ることがありますね。 昔に比べお祝いでも鯛を使うことが少なくなってきた昨今ですが、今後もその姿を見られるのはお正月くらいなのかもしれませんね。

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