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魚のうろこは何のためにある?

公開日: : 最終更新日:2016/06/11 へ~なるほど。なお魚の話


魚の調理で厄介なのが、「うろこ取り」ですよね。 プロの私も調理で一番面倒くさいと感じています。 しかし、下処理でこのうろこを綺麗に取っておかないと、食べたときに口に残っていや~な感じに。 料理の味も台無しって事にもなりますね。さてこのうろこは何のためにあるのでしょう?というのが今回のお題です。

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身体を守るための鎧

renkouroko

人間にとっては邪魔に思えるうろこですが、魚にとっては外敵から身を守るための大切な鎧(よろい)なんです。

プラスチックのように硬いうろこを身にまとっているおかげで、海の中を浮遊している障害物や、ごつごつとした岩肌にぶつかっても、身体を傷つけずに済んでいるのです。

うろこの種類

鱗17

引用元:沖釣り okitsuri.com

うろこの形は、魚によって異なり、大きく5つの種類に分けられます。

楯鱗(じゅんりん)・硬鱗(こうりん)・骨鱗(こつりん)・円鱗(えんりん)・櫛鱗(しつりん)の5つです。

また、マアジやシマアジなど多くのアジ類にみられるゼイゴ(あるいはゼンゴ)も鱗の変形したもので、稜鱗(りようりん)と呼ばれます。

この中でも、わかりやすいのが「円鱗」と「櫛鱗」のふたつです。

一枚一枚が隙間なくびっしりと重なり、丸い形のものが「円鱗」と呼ばれます。

イメージ 1

引用元:淡路魚釣り文庫(うおつり)

「円鱗」はコイやフナのうろこですね。

一方、「櫛鱗」はぎざぎざしているのが特徴です。

タイ、スズキなどのうろこがこれに当たります。

うろこのいろいろ

うなぎのように体表がヌルヌルした魚や、サメのようにざらざらした体表の魚にはうろこがないように見えます。

実際は、顕微鏡でのぞいてみるとうろこが並んでいることがわかります。

ハリセンボンという魚がいます。 危険を察知すると身体を膨らませて体中のとげを逆立てて敵を威嚇します。

harisenbon

引用元:沖縄ダイバーズ

このとげも実はうろこが変化したものなんです。

逆にうろこがまったくない魚はいるのでしょうか?

答えはイエス。 

ヤツメウナギ類、ヨリトフグなどは全くうろこをもっていません。

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その他のうろこの機能

うろこは、魚の体を守る以外にもさまざまな機能があることがわかっています。

まず、人間が食べても味はありませんが、一枚一枚のうろこには、カルシウムなどのミネラル分が貯蔵されています。

魚は血液中のカルシウムが欠乏すると、自動的にうろこからカルシウムを補給するようになっているんです。

うろこは栄養分の貯蔵をおこなっているんですね。

また、うろこには振動や水圧を察知するセンサーとしての役割があるとされています。

魚の体の両側にある「側線」に並んでいるうろこには、穴が開いています。

この穴が開いたうろこで水圧の変化や振動を察知しているといわれています。

またこのうろこによって魚は自分の位置や敵の存在を把握しているんですね。

まとめ

調理の時には厄介なこのうろこですが、やはり魚が生きていく上で大切な体の一部なんですね。 一枚一枚のうろこには水中で暮らす魚にとっての便利な機能がつまっているんですね。

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