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”子持ちシシャモ”ってどんな魚なの?

公開日: : 最終更新日:2016/06/10 へ~なるほど。なお魚の話, 健康のための魚食


ご飯のおかずとして、酒の肴として、安価で美味しい魚シシャモ。 小さくても味わいがあり人気ですね。 我が家でもよく食卓に並びます。 頭からガブリって食べるのも他の魚ではなかなか無い醍醐味の一つ。 今回はこのシシャモについての解説です。

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シシャモとは

引用元:黒門市場 北庄

シシャモとは、キュウリウオ目キュウリウオ科に属する魚です。

成魚でも15cm程度の大きさで、本来北海道の太平洋岸だけに分布しています。

その生態は、サケ・マス類のように川で生まれ、その後は海へ下って沿岸で生活しています。

10月中旬から11月下旬にかけて、産卵のために再び川に戻ってきます。

我々が食べているのは、この川に戻ってきたところを獲り、干したものです。

このとき、お腹に卵を持っているメスのシシャモが”子持ちシシャモ”です。

しかしながら、現在”子持ちシシャモ”の商品名で一般に広く出回っているのは、

シシャモとは別の魚で、「カラフトシシャモ(カベリン)」という魚です。

引用元:白石商店

このカラフトシシャモもシシャモト同様にキュウリウオ目キュウリウオ科の魚です。

北極海周辺の寒い海に生息しており、北海道のオホーツク沿岸にも来遊します。

アイスランドやノルウェー、カナダなどが主な産地で、日本では、卵を抱いたメスの

カラフトシシャモ、つまり”子持ちシシャモ”を主に輸入しています。

シシャモとカラフトシシャモはよく似ていますが、カラフトシシャモはシシャモより

やや細長くて、ウロコが細かいにため、簡単に区別できます。

このカラフトシシャモはシシャモとは異なり、生まれも育ちも産卵場所も海です。

近年、北海道のシシャモ歯、河川改修や森林の伐採などによって、産卵場所が減少したことや、

乱獲がたたり年々漁獲量が減り続けています。

そのため、現在”シシャモ”の名前で市場に出回っているものは、北海道産のシシャモではなく

ほとんどが外国産のカラフトシシャモなのです。

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子持ちシシャモは当然メスですが、ではオスのシシャモはいったいどうなっているのでしょう。

かつてはオスの干物もよく売られていましたが、最近ではほとんどお目にかかれなくなりました。

現在外国から輸入され、市場に出回るカラフトシシャモにも当然オスもいますが、日本人が”子持ち”のシシャモを好むため、人気の高い子持ちのメスだけが出荷されているのが現状なのだそうです。

現地では、メスもオスも関係なくシシャモを食べているそうなので、オスのシシャモは現地で消費されていることになりますね。

このオスのシシャモ、産地である釧路近辺に行けば、オスの干物として販売されています。

国産の子持ちシシャモに比べ値段も安く、人によっては、メスより美味しいともいわれているそうです。

シシャモは神様からの贈り物

sisyamo

シシャモは漢字で「柳葉魚」と書きます。

これには、名前にまつわるアイヌの昔話が残っています。

その昔、貧しいアイヌの娘が病気の父親のために、自らは何も食べず

食料を探しまわっていました。

なかなか食料が手に入らず、途方にくれた娘は川岸に立ち神様に祈りを捧げました。

すると、柳の葉が次々に川に落ち、魚になって泳ぎ始めました。

娘はその魚を獲って、持ち帰り父親に食べさせたとさ。 というお話です。

親孝行な娘に神様が柳の葉を魚に変えてあげたということで、アイヌではこの魚を

「神の柳葉」と呼びました。 これがシシャモでアイヌ語では「シシュハム」と発音したそうです。

シシャモはこれがなまったものといわれています。

シシャモは小さなバランス食品

シシャモは、小魚ながら、高たんぱく高脂肪で、ビタミン、ミネラルが大変豊富な魚です。

輸入のカラフトシシャモも同様に高たんぱく高脂肪で、EPAは国産のシシャモより多いといいます。

また、ビタミンA・D・E、カルシウム、鉄分、亜鉛もバランスよく含まれており、

アミノ酸スコアも100点満点の優秀な魚です。

自然のバランス栄養食品として、頭から丸ごと食べて頂きたい魚です。

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